おばさん観察日記

愛すべきおばさん達に捧ぐ

元・コスプレイヤーおばさん

元・コスプレイヤーおばさん

 

かつてコスプレイヤーだったおばさん。「コスプレイヤー」とはアニメの登場人物の格好をする人のこと。夏・冬に東京で開催される「コミケ」がニュースになったりするが、元・コスプレイヤーおばさんも以前はコミケに参加していた。元・コスプレイヤーおばさんは結婚を期にコスプレイヤーを引退して現在に至る。

 

 

 

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元・コスプレイヤーおばさんの姿を目視で確認するのは困難である。と言うのも、元・コスプレイヤーおばさんは「ヲタクであること」「元・コスプレイヤーであること」を隠してひっそりと生活しているからである、一般的なおばさんとしての擬態化は完璧なので、見た目で判別する事は不可能だと言っても過言ではない。

 

 

コスプレイヤーを引退した今、元・コスプレイヤーおばさんの楽しみは「子どもの衣装を作ること」である。プリキュアディズニープリンセス、あるいは仮面ライダーや変身ヒーローの服を自作して、子どもに着せるのだ。もっとも、子どもの衣装程度なら、一般的な手芸を楽しむおばさんでも可能だが、元・コスプレイヤーおばさんは、かつて自分が得た知識を総動員して作るため、小物や武器まで自作したりするので、仕上がった物は一般人のそれとはかけ離れている。

 

画像は市販品。こんなのを自作する。

 

元・コスプレイヤーおばさんの中には、子どものコスプレ衣装を作る過程をニコニコ動画の「作ってみましたシリーズ」をアップして人気になっている人も。リアルのママ友には言えない分、情熱を発散出来る場所として重宝しているらしい。

 

 

子どもが小さいうちは子どもを大義名分にして遊べるが、子どもが成長したらどうしようかと悩み中。夫からは「普通の服、作ればいいじゃん」と言われるが、コスプレにしか興味がないので、現在、人生模様中。 つい、この間は情熱のままに『進撃の巨人』の調査兵団の制服を作ってしまったのだが、そもそも子どもは『進撃の巨人』を見たことがないので、1度袖を通したきりの衣装が押入れの中で眠っている。