おばさん観察日記

愛すべきおばさん達に捧ぐ

吹奏楽おばさん

 

吹奏楽おばさん

 

吹奏楽団に所属して楽器を演奏が趣味のおばさん。その大半は学生時代に吹奏楽部に所属していて、子育てが一段落したのを機に吹奏楽に復帰。家事育児、パートの合間に楽器を演奏するのが何よりの楽しみらしい。市民会館等、楽器が演奏できる場所の近辺で見掛けられる。

 

 

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吹奏楽おばさんのファッションは様々。共通しているのは「楽器を持っている」と言う部分だけである。演奏会以外の時は「普段着」で練習を行うため、見た目的には「その辺を歩いているおばさん」と何ら変わらない。演奏会の時はお揃いのポロシャツやTシャツを着たり『合唱おばさん』のような格好をしたりする。

 

 

こんな楽器ケースを抱えて歩いている

 

 

 

そもそも吹奏部は文化部における体育会系と呼ばれ、上下関係も厳しければ練習もハード。名門校になればなるほど部内の結束が強いため、卒業後も関係が続いていたり、あるいはコンクール等で他校の人間とも顔見知りになったりするする事が多く「おばさん」になった今でも、「ちょっとした吹奏楽知り合い」がやたら多い。

 

 

吹奏楽おばさん達は定期演奏会の他にも、老人ホームや幼稚園に出向いてボランティアで演奏する事が多い。そのため、学生時代と違ってコンクール向きの曲ではなく、流行の曲や童謡、懐メロなどを演奏する機会がやたら多い。美空ひばりの『川の流れのように』はもはや鉄板の領域である。

 

 

情報収集のため、バンドジャーナルと言う雑誌を定期購読している。しかしバンドジャーナルは業界誌並に置いている書店が少ないのが難点。以前は駅前の書店で取り寄せてもらっていたが、駅前の廃業してからは、もっぱらアマゾンを利用して手に入れているらしい。

 

 

 

 

 

吹奏楽おばさんの口癖は「学生の時にもっと頑張って、いっそ音大行っとけば良かった」なのだが、音楽で身を立てるのが難しい事は知っているし、何より今の気ままな生活もまんざらではないと思っている。 最大の的は花粉症。いつか、思い切って花粉症のレーザー手術を受けたいと思っている。