おばさん観察日記

愛すべきおばさん達に捧ぐ

試食コーナーおばさん

試食コーナーおばさん

 

 

スーパーの食料品売場の片隅で試食品を配るおばさん。大抵はスーパーの従業員ではなく『マネキン』と呼ばれる、外部委託の業者から派遣されたパート社員である。毎日出来る仕事ではないが、比較的効率よく稼げるので、おばさんには人気の職業らしい。

 

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スーパーの試食と言うと、真っ先に思い浮かぶのがハムやソーセージと言った食肉加工品。大抵ホットプレートで焼いて試食コーナーに置かれることになる。しかし実際に試食コーナーで提供する食品は意外と多彩で驚かされる。ピザ、味噌汁、鍋、時には麺類さえ提供する事があるようだが、試食コーナーおばさん達は現役の主婦が多いため、その辺りの作業は苦にならないとの事。

 

 

試食コーナーにいて最も気を使うのは「1人でいて一杯食べていく子ども」ではなく「子どもへのアレルギー対策」とのこと。最近は想像もつかないアレルギーが多く「自分が出した食品で何かあったら……」と、おばさん達は内心冷や冷やしているらしい。スーパーによってはアレルギー対策として「子どもだけで試食コーナーに来た子どもには渡してはならない」と厳密なルールを決めているところもあるようだが、多くのスーパーは「子どもだけでも歓迎」という姿勢でいるらしい。

 

 

なんだかんだ言って試食コーナーおばさんは「人間大好き」な人が多く、コミュニケーション能力の高さは半端ないものがある。実際、子どもだけでなくお年寄りからも大人気。年配男性から求婚れた経験のあるおばさんも少なくはない。

 

 

試食コーナーおばさんは、スーパーの試食の仕事を始めるまでレトルト食品や、半レトルト食品に対して懐疑的だったが、自分で試食品を配るようになってから、愛着が湧いたらしく「鍋のつゆ」の類を愛用するようになってしまった。試食おばさんの個人的なオススメはキッコーマンから出ている「豆乳鍋のつゆ」とのこと。紀文の豆乳が使われているところがポイント。

 

 

お気に入りの豆乳鍋のつゆ

 

 

ちなみに、豆乳は紀文派。無調整のが好きだが、変化球な味も気になっちゃうタイプ。豆乳は他のメーカーの豆乳では駄目だと頑なに信じている。

 

 

【 お知らせ 】

 

『おばさん観察日記』は本日を持ちまして一旦終了とさせて戴きます。

ご紹介したおばさんは73人。

密かに「おばさん100人」を目指していたのですが

あまりにも需要が低過ぎるようです(涙)

ブログはこのまま残していきますし

気が向いたら、こっそり更新しているかも知れません。

 

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今まで読んでくださったみなさま。ありがとうございました。

おばさん達は今日もどこかで、自分本位に楽しく生活しています。

あんなおばさん。こんなおばさん。こっそり観察してみてください。