おばさん観察日記

愛すべきおばさん達に捧ぐ

薬剤師おばさん

 

薬剤師おばさん

 

調剤薬局などで薬剤師として働くおばさん。調剤薬局で見掛ける事が出来る。昨今流行りの「リケジョ」を先んじた存在とも言える。しかし「私が学生だった頃は理数系の女性って、男性から敬遠されてたけどね」とおばさん談。

 

 

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薬剤師おばさんの1番の特徴は何と言っても白衣である。もはや第2の皮膚と言っても過言ではない。左胸のポケットにはボールペンだの、計算機などが仕込まれていて、普段着でいる時もボールペンや計算機を使う時は、つい左胸に手がいってしまうのは職業病の領域。ちなみに、ボールペンは製薬会社の販促品なので、どれもこれも薬の名前が入っている。

 

 

一般的に薬剤師と言うと「薬を調合して渡す仕事」と思われていて、確かにその通りなのだが、薬剤師の仕事は「お薬を渡すだけの簡単なお仕事」と言う訳ではない。薬の発注、管理、調合。そして患者の世間話に耳を傾けるのも大切なお仕事。もちろん、所属する薬局の立地条件によって随分変わるとのことだが「話術」も重要なポイントとのこと。

 

 

就職してずっと働き続けてきた人も多いが、結婚を期に退職した後、子育てが一段落してから社会復帰したおばさんも多いらしい。薬剤師は狭い空間で我の強い人間が顔を付きあわせて仕事をしなければならないため、職場内の人間関係に躓くと地獄……との評判。

 

 

そんな薬剤師おばさんの心の支えはチョコレート。明治のアーモンドチョコを愛していて、私物を置くロッカーには明治のアーモンドチョコが数個ほど常備してある。基本的にチョコレートは何でも好きだが、明治のアーモンドチョコが至高だと思っている。

 

 

明治のアーモンドチョコ。表面の「ツルッっと感」が好き

 

鬱屈した環境で仕事をしているせいか、プライベートではスポーツを楽しんでいるおばさんが多い。「私……こう見えて、白衣、脱いだら凄いんです(筋肉的な意味で)」というおばさんも少なくない。

 

 

なんだかんだ言って仕事好き。だけど、何十年も前に祖母の葬儀で合っただけの親戚から、突然電話がかかってきて薬の相談をされるのだけは勘弁して欲しいと思っている。