おばさん観察日記

愛すべきおばさん達に捧ぐ

PTAおばさん

PTAおばさん

 

地元小学校・中学校でPTA役員をしているおばさん。かつて……昭和時代のPTAと言えば「教育熱心で暇な親がするもの」という印象だったクジが、最近はくじ引きだったり、ジャンケンだったりで決められる事が多く「教育熱心な人」と言うよりも「ツイてなかった人」と言う認識でいる方が適切である。

 

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PTA役員になったおばさんは、比較的「PTAっぽい格好」をする人が多い。中には「私は私らしくいくわよ!」と、学校だろうがなんだろうが自分らしさを追求するおばさんもいるが、あくまでもそれは少数派である。ブラウス&スカートが好まれ、ファッションのタイプでいうなら「綺麗目&無難」と言ったところだう。

 

特筆すべきはネームホルダー。最近の小中学校は保護者が校内にいはる際「保護者証」の着用が義務付けられている。たいていの保護者は100円ショップなどで調達してきた適当なネームホルダーを付けているのだが、PTAおばさんの場合「PTA活動頑張っちゃう私にご褒美」なのか、可愛らしいデザインの「こだわりのネームホルダー」を付けている人が多い。ピンク、赤が人気。「でも、それってお高いんでしょう?」レベルの品物だが、可愛らしいネームホルダーを付ける事で、気持ちが安らぐなのら安いものと言うところだろうか。

 

ネームホルダーの一例

 

 

昭和感覚だとPTAおばさんと言えば「メガネ」のイメージが強いのだが、実際のところPTA役員のメガネ率は高い。PTAおばさんとメガネの関係については、今後の研究が期待される。 PTAおばさんは、学校内だけでなく、「教育講演会」の動員等で郊外活動に駆り出される事が多い。その際の持ち帰らねばならない資料等を入れるための「肩掛けバッグ」使用率は目を見張るものがある。一般のOLさんでも使えそうなバッグなのだが、PTAおばさんが持つと印象が代わるのが不思議。ちなみに、郊外活動の帰りはファミレスやコメダ珈琲等に雪崩れ込むケースが多く、平日の午後「いかにも」な集団を見かけたら、PTAおばさんだと思って観察してみることをオススメしたい。

 

肩掛けバッグ一例

 

PTAおばさんは一過性のもので、任期が過ぎるとそれ以外のおばさんに変態する。まれに何年か継続するケースも確認されているが、多くのおばさん達は任期が過ぎることを夢見ながら、粛々と自らの立場を受け入れているらしい。