溶接工・サンバイザーおばさん
まるで溶接工のようなサンバイザーを愛用しているおばさん。
初夏から晩夏にかけて目撃され、冬場になると大半のおばさんは姿を消す。昔から日本に存在していた原種のおばさんではなく、最近になって確認された新種のおばさん。
溶接工のようなサンバイザーは基本的に顔の日焼けを防ぐために着用しているが、目が悪く紫外線対策として使っているおばさんもいる。自転車で移動している事が多く、アイコンタクトが取り辛く、表情が読めないため、自動車に乗っている人や、溶接工・サンバイザーを付けずに自転車に乗っているらすると脅威の存在である。しかし、自転車に悪名高き「さすべえ」で日傘を装備しているおばさんよりも、よほどモラルがあると言える。
ちなみに現物はこんな感じ。
フルフェイスのヘルメット同様、お店の中に入るときには、外して戴きたいところだが、まれに溶接工・サンバイザー着用のままスーパー等が買い物をしているおばさんもいる。理由を聞いてみると「化粧するの忘れたから」との愉快な返事が返ってきたりする。
また溶接工・サンバイザーおばさんは、さらに細かく分類する事が出来る。「美白命」タイプと「流行りモノ好き」タイプ。前者は溶接工・サンバイザーだけでなく、全身紫外線避け装備をほどこしているが、後者の場合、溶接工・サンバイザーをしているにも関わらず、腕はむき出しだったりする。なお、後者のタイプは基本的に飽きっぽいので、溶接工・サンバイザーの着用は短期間で卒業する。
ちなみに。溶接工・サンバイザーは、どんなに日焼けを気にしていても、若い女性は決して手を出さないアイテムなので、おばさんの為に作られたアイテムと言っても過言ではないだろう。