おばさん観察日記

愛すべきおばさん達に捧ぐ

セルフうどん店おばさん

セルフうどん店おばさん

 

セルフ式のうどんチェーン店で働くおばさん。ここ数年、全国に讃岐うどん系のセルフ式うどんチェーン店が増殖しているが、それらチェーン店を支えているのは彼女達だと言っても過言ではない。

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基本的に近所の主婦。もちろんパート主婦従業員である。 上から下まで白衣に覆われているため、容姿の美醜は正よく分からない。その価値は「仕事の早さ」でのみ判断される。うどんを茹でたり、天ぷらを揚げたり、多彩な業務が要求される。作業をしながら「天ぷら、揚げたてですよ」などと、盛んな売り込までこなすおばさんも少なくない。

 

腹を満たすためにだけにうどん店を訪れた男性客ににとって、セルフうどん店おばさんの見た目など、どうでもよい事だと思われるのだが、女性の間では、まことしやかな噂が広まっている。それは「セルフうどん店おばさんは、毎日湯気を浴びているから肌が綺麗」と言うもので、あながち否定出来ない部分もある。

 

実際、ひとたび仕事が終われば、美容ヲタクに変貌を遂げるおばさんも多く、年齢のわりに美しい肌を持つおばさんも少なくない。「肌が綺麗よねぇ」と言われるのが嬉しくて「手入れをしたらもっとと綺麗になるかも」と美顔器の購入を検討しているが、夫や息子からは「今から嫁に行く訳じゃないから、いらないんじゃないの?」と言われている。

 

憧れの美顔器

 

 

うどん店で働いているが、実はうどんよりラーメンが好き。本当はラーメン店で働きたかったのだが、ラーメン店はパートにしてもバイトにししても若者率が高いので、うどん店を選んだ。同世代の主婦が多い職場は、時間の融通がきくので働きやすくて気に入っている。