おばさん観察日記

愛すべきおばさん達に捧ぐ

子ども見守りおばさん

子ども見守りおばさん

 

小学校の通学路で子どもを見守るおばさん。かつては同じ事を「みどりのおばさん学童擁護員)」と呼ばれる人達が行っていたが、みどりのおばさんは駆逐される風潮にあり、その代わりにPTAに加入する保護者達(大抵の場合母親である)が見守り活動を行っている。

 

 

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通学路の子どもの見守りは自治体によって様々。シルバー人材センターのお年寄りや、町内会レベルで行っていたり、PTAの業務として行っいたりして全国的に統一されていない。なので「子ども見守りおばさん」のいない地域も少なくはない。

 

子ども見守りおぱさんは基本的に小学生の保護者なので年齢層は様々。10代で出産してヤンママがいるかと思えば、「1番上の子は高校生なんです」と言うベテランママさんもいて、ファッションセンスもまちまち。共通点は制服とも言える蛍光色のベスト(ジャンパーの場合もある)と腕章。手には必ず交通誘導のための旗を持っている。

 

こんなベストを着ている。やたら目立つ。

 

 

旗のイメージ

 

 

かつての「みどりのおばさん」は交通事故から子どもを守るという仕事がメインだったが、最近は交通事故もさることながら不審者対策として、子どもの見守りを行っているケースが多い。なので、不審者情報が入ると子ども見守りおぱさんが大発生し、中にはそんな様子をテレビに映されてしまうケースも。

 

子ども見守りおばさんは基本的に当番制なのだが、その順番を決めるために、血で血を洗う争いが勃発するケースも少なくない。「暑い日に当たると損」だとか「寒いの苦手だから冬場は嫌だ」とか「12月はパート休めないから無理」とか、順番を決めるのは色々難しいらしい。 ……とは言うものの「可愛い我が子のため」と、多くのおばさん達が、子ども見守りおばさんの任務に殉じている。面倒と言えば面倒な当番だが「あ。○○くんのおばちゃん。こんにちは」などと子ども達から声をかけられると、ちょっと嬉しかったりするらしい。