おばさん観察日記

愛すべきおばさん達に捧ぐ

宝塚おばさん

 

宝塚おばさん

 

女性だけで構成される歌劇団宝塚歌劇団を愛するおばさん。宝塚大劇場周辺で目撃される。ちなみに。宝塚歌劇のファンは非常にディープな世界で有名だが、今回は親衛隊と呼ばれるディープなファンではなく「宝塚が大好きで、出待ちとかしちゃった事ある」レベルのファンのおばさんだと思っていただきたい。

 

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宝塚歌劇はファンのほとんどが女性であると言っても過言ではない。故・手塚治虫をはじめ、男性ファンも存在するが、宝塚大劇場は女の花園状態。年齢層は幅広く、若いお嬢さんから老齢のご婦人まで様々。もちろん「おばさん」だっている訳で、宝塚おばさんもその中の1人。

 

 

宝塚おばさんは宝塚大劇場に行くときは「正装」で出掛けると言われている。その服装は何気に独特。男役スターを意識した「男役風」の人もいれば、乙女モード爆発の人も。なにげに皇室ファッション的な装いが多いのも特徴。もちろん、彼女達がみなお金持ちと言う訳ではないのだが「自分が持っている1番良い服」を着て、夢のようなひとときを過ごすのが暗黙の了解なのかも知れない。基本的に「キラキラ」「りぼん」「レース」「スパンコール」「刺繍」と言った華やかな物が好きで、持ち物もなんとなくキラキラしている物が多い。

 

 

冬場はこんなコート着てる率が高い

 

 

 

愛読書はもちろん『宝塚グラフ』とか「歌劇』といった宝塚雑誌。街の小さな書店には置いていない事が多いので、最寄りの書店で「お取り置き」してもらう。アマゾンで買っちゃう派も。

 

 

 

 

毎日のパート勤務も「宝塚に行きたいから頑張る」と言うスタンス。お金があれば、もっと宝塚にぶっ込んでいきたいのだが、出来る範囲で楽しんでいる。家族からは「浮気する訳じゃないし、まぁいいんじゃない」的な生温かい眼差しでもって見守られているようだ。

 

 

家族には「宝塚は観ているだけで幸せ」と言っているが、実は宝塚大劇場の中にある『ステージスタジオ』という写真館で、宝塚の衣装を着て写真を撮った事があるのだが、この事は墓場まで持っていくつもりらしい。